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若かったんだよ-浜崎あゆみと我-
浜崎あゆみのSEASONSって歌を知っている輩はおるか!?

当時、別にあゆのファンというわけでもなかったのに
友達の腐れバンドマンが無理矢理聴かせてきて好きになった。

あゆの歌は良い。
俗物と思われるかも知れないが、歌詞をよく読むと
「明るい絶望」の匂いが漂っているものがあって好きだ。
勿論、ヴィジュアル面でも、あゆのあの人間離れした所と言うか
徹底した人工美を匂わせている辺りも好きなのだが。
今から約8年ぐらい前。
我はドン底だった。
何があったかなんて、今考えると世界では「よくある事」で
まるで笑い話なのだけれども、若さ故の自意識過剰もあってか
あの頃は「自分が一番不幸だ」そのぐらいに思っていた。
笑っちゃうけどね。

それまでの人生を御苦労無しで生きてきたから、
その当時はそのツケが回ってきただけだったんだと思う。

そんな時に、あゆのSEASONSを聴いてさ
「嗚呼、俺もそう思えるかな」って少しだけ思ったんだ。
どんな歌詞かは敢えて書けないけど。

多分、お前ら愚民は、あゆを聴いて涙した我を
大衆音楽を聴いて涙した我を
俗物的だと思うだろう。
侮蔑するかも知れない。
別にそれでも構わない。
でも、確かに我はあの日、SEASONSに救われたんだ。
だから、我は今でも浜崎あゆみが好きだ。

あれから8年経って、今、ようやくあの歌詞の意味が解った気がする。

若かったんだな。あの時の我は、きっと。
だけど少しだけ、8年前の自分を思って泣けなくなった自分が悲しい。
けれど、それで良かったのだと思う。
あの歌詞が言っているのはそういう意味なのだろうから。

愚民よ、視野は大きく持った方がいい。
貴様らが俗物だ、俗的だと思うものの中にも素晴らしいものがあるという事を。
常にマイノリティであろうとする為に
マジョリティの世界、「明るい世界」を毛嫌いし、食わず嫌いでいる事は
馬鹿馬鹿しい程に不幸だと思う。まずは吟味する勇気を持つ事も必要だ。

あの日、あの歌を知らなかったら我は今、居なかったかも知れない。
時間が経って、忘れていく事は決して悪い事ではないと今なら思える。
忘れる事が出来るから、人は生きていく事が出来るのだと思う。

久しぶりにCD引っ張り出してきて聴いてみた。
今ならわかるよ、我は笑えるようになった。

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